キャッシングの返済後の追加借入について
キャッシングの返済後の追加借入とは
キャッシングの返済は基本的には借り入れた金額に対して最低返済額以上のお金を決められた期日内に返済することでその期日内の返済義務はクリアすることになります。
一方で返済方法は、
- その都度入金する方法
- 口座引き落としを設定する方法
の2つがあります。
一般的にはその都度入金を利用する方が有利ですが、つい返済を忘れてしまうといったケースもあります。
口座引き落としに関しては、設定した口座にお金があれば返済期日を過ぎてしまうといったリスクを避けることができますが、入金する方法と異なってキャッシング返済後借入などで不利になるケースがあります。
ほとんどの人が知らない事!
キャッシング返済後借入を行うさいには利用限度枠に余裕がある必要があります。キャッシングでは、利用限度額が設定され、例えば30万円の融資枠があり、10万円を借りた状態であれば、残り20万円が追加で借り入れできる限度額になります。これらの情報は直接、貸金業者と取引を行っていればリアルタイムで反映されますが、口座引き落としの場合にはやや事情が異なります。
リアルタイムで情報が更新されないため、1週間程度は返済情報が反映されないため、その間は限度額は引き落としが行われてもすぐに限度額が増えるわけではありません。限度額に余裕があればそれほど気になることではありませんが、限度額を一杯に使っている場合には、キャッシング返済後借入が行えなくなるケースがあります。
極端な話としては、30万円の融資枠があって30万円一杯の借り入れを行っていて、口座引きとしですぐに30万円を返済したといっても、その限度額が30万円にすぐに戻ることはなく、すぐに借り入れを行いたいといったことができないことになります。
引き落としでなぜそんなことが起きるの?
キャッシングを口座引き落しで返済したのに、すぐに融資枠が増えないといったことが起こる理由としては、返済されたというデータの反映の速度が異なるということです。
直接、貸金業者に対して返済ができるATM返済の場合にはリアルタイムで、貸金業者に送金情報が伝わるのですぐに処理され限度額も増えます。ただし銀行振込などで入金した場合には、入金に時間が掛かるので反映に時間が掛かります。特に時間外では銀行振込の処理は翌日に回されることになります。
このようなことが口座引き落しでは発生しており、実際に処理を行うためデータの反映には2営業日程度必要とされています。また貸金業者の中には、直接銀行と契約はせずに代行会社に口座引き落しの仲介を依頼しているところもあって、そのような業者を使っている場合には1週間程度の時間が掛かるケースもあります。
もちろん、キャッシング返済後借入をすぐに行わなければ気にもとめることのない問題ですが、融資枠一杯に借り入れているといった場合に、さらに借り入れたいといったさいに問題として現れてきます。
「引き落としみなし期間」
キャッシング返済後借入は口座引き落としでは不利に扱われますが、実際に融資枠に余裕をもった借り入れをしているのであれば問題になることはありません。一方でキャッシング返済後借入のルールは貸金業者ごとに異なっています。
この引き落とし日から貸金業者へ通知されるまでの間は引き落としみなし期間に設定されており、実際に貸金業者には自社のルールが掲載されています。
例えばレイクの場合には14日と27日の引き落とし日が設定されていますが、報告が完了するのは1週間とされており、その間は返済した元金分は利用できないと記載されています。
またプロミスの場合には親会社である三井住友銀行と同系列のジャパンネット銀行であれば5日、15日、25日、末日の4つから選べ当日に反映されますが、ほかの銀行を利用した場合には毎月5日が引き落とし日に設定されておりキャッシング返済後借入の限度額の反映も3営業日後となっています。
またアイフルの場合には引き落とし日が6日、23日で一律で3営業日後が口座引き落としのデータの反映期間となっています。
逆手にとって裏技に
キャッシング返済後借入は、限度額を一杯まで使っている人にとってはかなり厳しいルールといえ、デメリットにもなりますが、このキャッシング返済後借入のルールを逆手にとった裏技もあります。
裏技としては、この反映までに掛かる時間差を利用するという方法です。
リアルタイムで情報が反映されるところでは利用することができませんが、1週間後とわかっている場合には利用者の返済情報などは1週間後に確定されるわけで、その間は未確定の状態です。
未確定の場合には引き落とし日以前の情報が適用されますから、本来は期日までに返済が完了されていなければ、キャッシング返済後借入ができないルールですが、1週間後に情報が反映されると明記されている場合には、引き落とし日以前の情報が適用されるので追加借入ができることになります。
つまり、入金情報の確定が遅いところであれば残高不足によって、すぐに借入の停止が取られるわけではなく確定までの時間はみなし返済期間として返済に関する猶予期間として扱われるということになります。